こんにちは!MakeShopマガジン編集部です。

実際にネットショップをはじめてみると、「売上がなかなか伸びない」「売れたら売れたで運用業務に手が回らない」など、さまざまな悩みが発生するものです。
今回は、そんなお悩みを持つ方へのヒントを探すべく、商品の差別化と運用業務の効率化により成長を続けるショップ様にお話をうかがってきました。

自分の「欲しい」をかたちにしたネットショップ

本日はお時間いただきありがとうございます。
さっそくですが、まずは御社についてやネットショップで展開している商品について教えていただけますでしょうか?

私たち夫婦2人とスタッフ6名の、計8名で運営している会社です。アジアンユニフォームを中心にタオルやサロン用品を販売しています。

元々はタイ式マッサージを経営していたんですが、その時に自分が欲しいと思うユニフォームがなかなか見つからなかったので、ネットショップで販売したら売れるのでは?と思い7~8年ほど前にネットショップをスタートしました。

では、ご自身の経験からネットショップを立ち上げたんですね。

はい。同じようにユニフォームを探していた人がたくさんいたようで、何もわからない状態から本店サイトとして独自ショップを立ち上げましたが、最初の段階から思った以上に売上がたったことを覚えています。
でも、だんだんと伸び悩んできて…モールも良いという話を聞いて、楽天などのモールへも出展しはじめましたが、モールについても戦い方がわからなかったので、試行錯誤の連続でここまでやってきたという感じです。

最初に本店サイトを立ち上げた際には他のシステムを使われていたと思いますが、なぜMakeShopに乗り換えていただけたのですか?

最初はオープンソースで立ち上げたのですが、色々カスタマイズをしていた分プラグインが競合してしまって、バグが出るなどすごく苦労しました。
セキュリティ面の問題で追加のカスタマイズが必要になり、また何十万とかけなければいけなくなったのが大きなきっかけで乗り換えることにしました。

乗り換えを検討し始めたときにはMakeShop以外のカートも考えていましたが、機能面が充実していたことからMakeShopを選びました。例えば、元々の本店サイトでAmazon Payを使っていてそこからの売上が結構多かったので、Amazon Payが使えるところが良いなと。その他にも、今後使えそうな機能がたくさん備わっていると感じたのでMakeShopに乗り換えることにしました。
実際に乗り換えてみると、管理画面も使いやすいですしマニュアルも整っているので、結果的によかったなと思っています。

そう言ってもらえて嬉しいです!ありがとうございます。

取締役 山田善久さん

商品の差別化でリピーターを獲得

何もわからないままスタートされたとのことですが、そんな中でも最初からある程度売上をあげられて、伸び悩んだ時期がありながらも、今も成長を続けられている理由を教えていただけますか?

リスティング広告などもやったのですが、一番の理由は”買いたい人がいた”ということだと思います。うちの商品は他では手に入りづらいニッチ商品なので、すぐ検索で引っかかる。そして、一度買った方は何度もリピートしてくださいます。

なるほど。やはり、ご自身が欲しいと思った商品を販売したというのが良かったのですね。オリジナル商品を作る上で、力を入れていることがあれば教えてください。

やはり、差別化をするという点にポイントをおいています。
ユニフォームは基本的にオリジナル商品として、生地からデザインし作っているものがメインです。一部既製品も仕入れているのですが、刺繍を入れたり、既製品のズボンであればオリジナルの生地を裾に縫製してデザインを加えるなど、付加価値をつけ差別化を図っています。

オリジナルの生地素敵ですね!リピートしてもらえるのがわかります。

差別化のために刺繍機を入れたことで、タオルもいいんじゃないかな?と広がって。オリジナルの刺繍を入れられるタオルを販売開始したところ、結構売れています。

カラフルなデザインが目を引くオリジナル生地

ツール活用で独自ショップとモールを一元管理し効率UP

商品の縫製や刺繍もこちらでやられているのですか?

はい。商品の企画から縫製、注文ごとのオリジナル刺繍もすべてここで作業しています。
できているものを仕入れて売るという形態ではないので、やることはかなり多いのですが、ここにいる8人でまわしています。

受注処理や発送など、ネットショップの運用業務に加えて、それだけのことを8名でまわすのはかなり大変ではないですか?何か工夫されていることはありますか?

本店サイト以外にモールも複数あるので、多店舗連携ツールを活用しています。MakeShopが連携している「Robotシリーズ」を使用して、本店サイトとモールあわせて7サイトを一元管理できるようになりました。

納品書を一括で出せるなど格段にスピードアップしたので、7サイトの受注処理をスタッフ1人に任せています。また、無料の名入れサービスをおこなっているのですが、名入れする文字の情報をCSVでまとめて出せるのが効率化につながっています。

有効なツールをしっかり活用されているから、MakeShopの本店サイトとモールあわせて効率的な運営ができているのですね!
本店サイトとモールで、コンセプトの違いなどはあるのですか?

現状は商品ラインナップが違いますね。タオルはギフト用などで新規の方にも購入していただきやすいので、モールのみで販売しています。ユニフォームを購入される方は本店サイトでリピートしてくださいます。
ただ、モールでは自社の会員にできないので、基本的には本店に誘導していきたいと思っています。本店では会員割引もおこなっていますし、今後は本店でも新規を獲得しやすいタオルの販売をしていく予定です。

色々と計画的に進められているのですね。今後の取り組みとして、他に考えていることはありますか?

商品に対するアイデアも色々あるんですが、まずはオペレーション面の改善が大事だと思うので、発送までの一連のスムーズな流れ作りに取り組んでいます。例えばギフトラッピングの際に、この商品は箱がいるのか?いらないのか?といった細かな確認に時間がとられないよう、ミスが無いように商品マスタを整理するなど、いまだに土台作りを続けています。
何もわからなかった立ち上げ時から試行錯誤でここまで来て、少しずつ整ってきた感じですので、今後もっと売り上げを伸ばせるようチャレンジしていきたいと思います。

オリジナルユニフォームの商品力に頼るだけでなく、常に業務効率化に向け工夫されているのが印象的でした。また、レビューを増やすための施策など、記事では書ききれないくらいパワフルに取り組まれているお話を伺うことができ、とても参考になりました。ありがとうございます。
引き続き、素敵な商品と計画的な運営で成長されていくのを楽しみにしています!

代表取締役 山田優美さん

本日お話を伺った方
株式会社ラ・イムズ
代表取締役 山田優美さん
取締役 山田善久さん

ショップ名:ユニフォームとタオルの刺繍工場「ライム」