今回はロフトはしごを販売されている「北欧の森」の代表、影山さんにインタビューに行ってきました!
影山さんは、MakeShopコンサルティングサービスも利用してくださっており、
コンサルの立川とは同年代、1児のパパという共通点もありプライベートでも交遊があるそうです。
そんな二人のゆる~い空気感の漂うインタビューになりました!
まず・・・事務所移転おめでとうございます!
お祝いに、お菓子をを持ってきました!
・・・ありがとうございます(笑)
事務所移転に伴って、創業当初の事を聞きたいと思います。
ベストワン、創業のきっかけを教えてください!
父親が北欧の輸入キッチンや家具、建材を扱う会社をやっていたのがきっかけです。
私も2011年から父親の会社で働き、その中で北欧の森を立ち上げました。
ネット事業が軌道に乗ってきたタイミングで、ベストワンを立ち上げました。
そうなんですね。では、ある程度売上が見込める状態からのスタートだったのですね。
まずは自社サイトから始めたのですか?
いえ、まずはヤフーオークションに出品をしました。
ロフトはしごの在庫を抱えていて、在庫処分をしたかったというのがあります。
当時は売れると思っていなかったので、アウトレット品を捨てていました。
そこでアウトレット品をヤフーオークションで1000円スタートで出品してみると、
10000円とかで売れてびっくりして。
なので新品も出品してみようかなと考えました。
ヤフーオークションでは、月に100万もいかないくらいの売上でしたが、
2013年の秋に思い切ってメイクショップを契約しました。
自社サイトを立ち上げようと思ったきっかけは何ですか?
調べていく中で楽天などのモール型も検討してみたのですが、売れば売るほど手数料がかかるというデメリットがありました。
モールでは集客を頑張らなくても売れて、すぐに売上につながるメリットはありましたが
ドメインは自分のものでないので、長い目で見れば、MakeShopで自社ドメインの資産価値とそこに集まる顧客様を作り育てていった方が良いという結論になりました。
MakeShopを選んだ決めてはずばり何ですか?
MakeShopが開催している、新規出店のセミナーに参加し導入の相談をしたところ
MakeShopのスタッフが親身に対応してくれたのが一番のきっかけでした。
そこ?!って思われるかもしれませんが、ネットショップをやる上で長いお付き合いをしていかなければならないので、サポートの対応はとても重要視していました。
MakeShopはサポートにとても力を入れているので、そう言っていただけて嬉しいです。
事務所移転にあたりショールームも作ったのですね!
ショールーム
前のオフィスでも、少しですが商品を並べていたりはしたのですが、
スペースが限られていたので今回の移転に伴いショールームのスペースを作りました。やはり、ただ商品を並べているよりもショールームとして商品を良く見せるとお客様の反応も良くて購買意欲を高めることができます。
MakeShopでは2店舗出店していただいているのですよね。
はい。太陽光発電部材を販売しているソーラーオフというショップもMakeShopで作っています。
どうしてロフトはしごをネットで売ろうと思ったのですか??
他にあつかっているところが限りなく少なかったので、
これは売れやすいんじゃないかなと思いました。
最近では、競合が1社2社は出てきましたが、いずれも専門店ではないです。
北欧の森のお客様はどんな方ですか?
お客様としては、設計事務所、工務店、個人事業の大工さんなどです。
そのため、法人に対して営業をしています。
実際に使っているエンドユーザーのお客様の声を拾い上げるような工夫はしていますか?
はい。売り先は法人企業であっても、実際にロフトはしごを使われるのは一般のお客様ですので、積極的に感想や意見を集めるようにしています。
一般のお客様の中には、ご自身でロフトはしごを加工したり、特別な使い方をされている方が多く、
斬新で貴重な意見を聞くことができるので
お電話やメール、ショールームに見に来られた際に、ヒアリングをして
その声を参考に新商品を企画したりしますね。
施工事例を集めていると伺ったのですが、
その中で工夫されたことはありますか?
当初はクオカードを差し上げたり、お客様が撮影をした写真をいただいたりしました。
最近ではこちらから撮影をお願いして取材に行ったりもしています。
法人であればサイトや会社の紹介などを行っています。
一方的ではなくお客様にもメリットがあるように取り組み始めているところです。
ネットショップができて、更新作業などは自社でされていますか?
自社の制作スタッフでページリニューアルや修正をしていっています。
当初、売上を上げて行くためにロフトはしご以外の北欧雑貨なども載せていったのですが、売れ行きが良くない上に
コンセプトが統一できなくなってきてしまったので、思い切って整理してロフトはしご専門店にしました。
雑貨を扱うにしても、汚れ落としや塗料など、はしごにまつわる商材を販売するようにしたら、サイトの統一感も出て、売り上げもグングン上がっていきました。
一般的には商品数を増やせば、売れると言われていますが、
コンセプトを絞ったのが成功したのですね。
ロフトはしごだと、ほとんど競合がいなかったですしね。
その分、リスティング広告を始めたらとても効果的でした。
THE・ブルーオーシャンですね。
ですが、市場のパイが少ないので厳しいことには変わりはありません。
最近では設計士さんに採用していただいた物件や集合住宅の注文もあるので、
10~100本などのまとまった注文が増えてきています。
弊社はメーカーではないので、そういった法人のお客様のために
メーカーより詳しい説明文を用意するなどの対応をしています。
対応の幅を広げていっているのですね。
今まで、ネットで買われなかった層にもアプローチしていますか?
まだまだ新規のお客様が多いので、無理して売り込むということはしてないですね。
認知度も低いのでWEBを見ない人にアプローチが難しいです。
そもそもはしごをWEBで買うということがまだ一般的でなかったりするので、
まずは商品を少しずつ知ってもらおうと思い、リスティング広告やブログでキーワードや見せ方を工夫しながら記事を書いたりしています。
施工例などを紹介しているブログ
今後は、そういったコンテンツづくりをしていきたいので
中のスタッフの体制を整えて準備ができたらやろうと思っています。
Instagramも活用していますか?
最近ではFacebookよりInstagramですね!
Instagram
木製ロフトはしごのお客様がくれた写真をアップして、新規の方、
同業者とも繋がれるのでとても良いですね。
フォローやいいねは、ハッシュタグからくるのですか?
その可能性が高いですね。
だいぶ前の投稿にもいいねがきたりします。
Facebookだと、なかなか無い現象ですよね。
北欧の森のInstagramを一通り見て、これいいなって思った投稿にいいねしてくれているのでしょう。
また、「#はしご」「#ロフトはしご」などのタグはそもそもマニアックだし、競合も少ないので、検索すると、ピンポイントで北欧の森が出て来るのかもしれませんね。
ネットショップは何人で運営されているのですか?
私をいれて、3人でやっています。
制作1人、カスタマーサポートが1人、営業が1人という役割分担です。
少人数なので、誰か一人欠けても困らないように
全員が、一通りのことはできるようにしています。
撮影は自社でされていますか?
はい、スタジオが自社にあります。
撮影スペース
物が大きく運搬が大変だし、はしごを撮影するシチュエーションは
特殊なので
自社にあったほうがいいかなと思って作りました。
複数店舗を運営していると日々の業務が大変だとお聞きしますが、
何か工夫されていることはありますか?
受注管理ソフトを導入していて、ネクストエンジンを使っています。
決めては、多機能なのに価格が一番安かったからです。
発送はどうされていますか?
金具とかカットサンプルは本社からの発送で、
はしごは埼玉の所沢に借りている倉庫やメーカーから発送しています。
ネクストエンジンを使うまでは倉庫担当者と毎日メールで発送依頼をしていましたが
ツールを導入してからは、そういったやり取りを削減できました。
担当者は基本的にネクストエンジンの管理画面だけを確認しながら発送を行えるので、とても効率的になり、またミスもなくなりました。
MakeShopで導入したい機能はありますか?
まとめ買い機能がでたので入れてみたいですね。
来年は商社向けに卸販売を検討中です。
最近は本数をたくさん購入する方も多くなってきましたし。
一番便利だと思う機能は何ですか?
Googleショッピングに出稿できる、「商品リスト広告」だと思います。
自社で出すとなると大変なので、すごく助かっています。
アイポクリックも効果が出ています。
リスティング広告を初めたら、アイポクリック経由での注文も増えました。
新規のお客様を集めるリスティング広告と、一度訪問していただいたお客様に再度リーチするリターゲティング広告は相関関係があるのでしょうね。
話だいぶ変わるんですが・・グラヴァーズって知ってますか?
手つなぎ手袋「グラヴァーズ」
これ、気になっていたのですがどうやって使うのですか?
クリスマスが近くなるとよく売れます。
カップルで使う感じですね。笑
おもしろいですね~!
一番人気の色はどれですか?
年によって違いますが・・・
ネイビー、グレー、レッドが人気ですね。
クリスマスはレッドですね!
オフィスにある家具がとても素敵ですね。
こちらはどういった商品なのですか?
ハウスオブツリー協会というのがあって、
フィンランドのデザイナーがデザインして、日本国内で作っている商品で、
値段は高いですが、デザインと質はとても良いです。
ユーザーが息子にあげる、おばあちゃんに貰った家具などを
ハウスオブツリー協会に加盟して、
修理をしながら100年使っていきましょうといった取り組みです。
型番もついていて、どこから出荷されて誰が使ったかがわかるようになっています。
このウォールステッカーも自社の商品ですか?
これは・・・楽天で買いました(笑)
スタッフと貼り付けました。
やはり・・・高いところははしごを登って!?
はい(笑)
値段もお手頃で、これだけでオシャレ感が出ます。
オフィスのこだわりポイントを教えてください。
床や壁などの木は、自社の製品を使っています。
社内外に説明する際にも非常に便利です。
オフィススペースやカフェスペースのデスクには間伐材を使っています。
間伐材って何ですか?
川とかで流れてくる木ですよね?
それ、流木でしょ(笑)
間伐材は、成長過程で森の中で間引きされた木材のことです。
材質が普通の商品より劣ると言われており、
使える用途が限られているのであまり製品化には向かないです。
再利用しよう、といった動きですね。
木っていいですよね。
落ち着きます・・・
全面に使うと強調されるのでところどころで取り入れて自然な感じにしています。
スマホからのアクセスは増えましたか?
増えましたが、スマホからの購入数はまだまだ・・・といった感じです。
スマホで見て、問い合わせをしてきたという事例は何回かあったので
スマホ経由の注文を増やしていきたいですね。
ページをみて、実際に商品を見てみたいというお問い合わせはありますか?
あります。
法人のお客様ですがいきなり、いまから行っていいですか?とか
もうオフィスの前に来ていますというようなことも何回かありました(笑)
でも、来ていただけるほど商品に興味を持ってもらえているということなので嬉しいです。
ロフトはしごの配送ってどうしているのですか?
いわゆるネットショップでよく使う60サイズとかじゃ無理なので
西濃運輸などの路線便を使って発送をしています。
佐川急便やヤマトではできないので・・・
大体の営業所で、大きな荷物の発送は断られること多いです。
そのため、昔から付き合いのある営業所とかでないと対応してくれないですね。
倉庫は、すでに2回変えているのですが、
最終的に対応してくれる営業所の近くにしたんですよね。
今後のチャレンジしたいことは何ですか?
会社、北欧の森の認知度がまだまだ少ないので
はしごなら北欧の森と言われるようなところを目指したいです!
商品だけでなく、
店長や会社がどんなところなのかを発信して、北欧の森の魅力を伝えていくことも重要だと感じています。
ニッチな商材であれば商品だけで売れるけど、それがずっと続くわけではないです。
お客さんが増え続けるわけではないので接点を大事にしていきたいです。
「大きな荷物は運んでくれる業者選びが大変」だということに驚きました。
運んでくれる人がいなければ、ECは成り立たないですからね。
そして、いくら競合が少ない、いまは売れていて安定しているショップさんでも
常に危機感を持って、もっと商品を知ってもらおうとブランディングは欠かさないことが大事なのだと今回のインタビューを通してわかりました。
北欧の森さん、ありがとうございました!