こんにちは!MakeShopマガジン編集部です。
今回は浅草で創業百年、レザーの販売をされている「フジトウ商事㈱」営業部長 小田さん、
MakeShop代理店、これからの待木さんにお話を伺いました!

▼(小田さんは写真が苦手とのことで 左:待木さん、右:フジトウの谷口さん)

-若い二人とても仲良しですね!小田さん のご経歴を教えてください!

NGワードとかないですよね?(笑)
特に大きな夢などもなく数年間は夜の仕事やアルバイトをで生計を立て、生活していました。

そうだったんですか?!

その後、結婚を機に不動産の会社に勤めました。30歳を過ぎて転職を考えていたタイミングでたまたま求人を見つけて転職したのが今の会社です。
後から知りましたが、私が求人を見た日が掲載初日だったようで。めぐり合せだなと思いました(笑)
異業種への転職でしたが、今思うと天職に巡り会えたなと感じています。

-異業種のギャップがすごそうですね・・・

それが逆に良くて、疑問点や改善点がたくさん見えました。

当時この業界にはインターネットも広まっていなくて、
現金のみの取引、一見さんお断りなど・・・好きな革を1枚から買えない。

これらを改善しないといけないな、と考えていた昨年の1月頃、待木さんから電話をもらいました。始めはすごい早口な人だなと思いましたね。(笑)
これもめぐり合わせだなあと感じています。

古い慣習をぶっ壊したい

-待木さんにお願いしようと思ったのはなぜ?

これからさんのコーポレートサイトにスタッフさんのプロフィールが載っているんですよ。

-あ、これですね・・・


(※コーポレートサイトです)

私だけ特別プロフィールがあるんですよ。

なんか・・・ぶっ壊れてるなあと思ったんです。(笑)

でも、何かを変化を起こすときは一度ぶっ壊すのもいいなと思って。
そこで思い切って待木さんにお願いすることにしました。
新しいものを作るので、若い人が良いなと考えていたし、とてもキャラが愉快な方だったので。

-待木さんのキャラに魅せられた部分が大きかったのですね!

でも、最初はとても冷たかったんですよ。
「忙しいから」と言って、電話をブチッと切られたり、メールしても返事がこないし、心が折れかけました。

-アタックの成果でもあったんですね。(笑)

日本の「和」を大切に世界に発信

-うちの社内でもショップのデザインがきれいだと評判なのですが
待木さんが見つけたときは今とは違ったんですか?

これですね。かなり古いデザインを使っていて。

▼当時のショップデザイン

-おお・・・だいぶ違いますね。
今のデザインだと、手書きのアイコンが好きです。

「和洋折衷」をテーマに作りました。
フジトウ商事さんは、革卸のなかではトップクラスで日本を代表するブランドだと聞いていました。
世界に向けて発信をする上でも「和」と「洋」を表現したかったんです。

▼「和」をイメージしたアイコン

-2016年の12月頃にデザインを変えて売上は変わりましたか?

まだ統計をとっている段階なので、正確な数字は分からないのですが、新規の来訪者は増えています。

特に写真にこだわっていて、全部撮りなおしてきれいになったので
小さな画像で見にくくて踏ん切りがつかなかったお客様も、買い物かごに入れてくれるようになったのではないかと思っています。

-MakeShopを選んだ理由は?

サイズごとのバリエーションで金額を設定できることですね。

▼サイズを選ぶと金額が+される

うちの商品は材料なので、一枚いくら・・・と金額を決めることができないので助かっています!

お客様に実際にお買い物するのと変わらない感覚を届ける

-写真を変えて良くなったとおっしゃっていましたが、撮影は自社で?

自社にスタジオを作って、半年間かけて写真を全部撮りなおしました。
以前の写真は画質が悪くて色味が違うという声をいただいたのでここは一番こだわりましたね。
商品の色味に近づけるために、修正は行っていません。

-修正なしはすごいですね・・・!

▼修正なしとは思えない写真!

-お客様対応でこころがけていることは?

同じ革でも、作りたいものによって向き不向きがあります。
なのでこれを作りたいというメッセージが添えられていたりすると、こちらからご連絡をして適切なものをおすすめしたりしています。
明らかに適していないものをご注文されている場合は一度お断りして違う商材をご提案することもあります。

-こちらからご連絡とは・・・!お客様からしたらうれしいですよね。

インターネットは便利ですが、昔からやっていた店舗での密なお客様とのコミュニケーションのようにわってはいけない部分も必要だと感じています。
目先の利益より、長いお付き合いをできる関係を築いていくことが大事だと考えています。

-これからチャレンジしたいことを教えてください!

この業界でECサイトを取り入れたのがおそらくうちが一番早かったと思います。
そこから他社もどんどんコーポレートサイトやECサイトを立ち上げ始めてくれて業界全体の活性化に貢献できたかなと思っています。
そういった意味でも、業界のチェンジリーダー的な存在になっていきたいなと思います。

 

編集部あとがき

フジトウさんにお伺いするときに、浅草を歩いていると昔ながらのレザー屋さんがたくさんあって、深い歴史を感じました。ネットショップを使って、新しいことをしつつも「お客様を大切にする」気持ちは昔も今も変わらず持ち続けている姿勢が素敵でした!小田さん、待木さんありがとうございました!

 

 

\今回インタビューしたショップ/

浅草革屋フジトウ
http://www.fujitou.jp/
MakeShop歴:2006年~