こんにちは!MakeShopマガジン編集部です。

これまでの記事でも度々お伝えしてきましたが、2020年に新型コロナウイルスの影響で急成長を遂げたEC市場は、今年も引き続き成長を続けています。

MakeShopのデータでは2020年4Q(10月~12月)のショップ様の売上の合計である流通額が667億円となり、前年同期比138%の大きな成長となりました。流通額がアップしている背景には、巣ごもり消費増加によるEC利用率の増加、また、それに伴いEC化する事業者様が増えていることがあげられます。

そこで今回は、ショップが増えるEC市場で戦うためのヒントとなる傾向をご紹介したいと思います!

ショップ数の増加は食品関連ショップが牽引

ネットショップの立ち上げが増える中、MakeShopをご契約いただくショップ様の数も増えています。2020年4Qの契約件数は前年同期比149%、年間を通して見ても144%とショップ様の数がぐんと伸びていることが分かります。特に食品関連のショップ様の出店が多く、ジャンル別の出店数では食品関連が1位となりました。

その中で、ケータリングやデリバリーの受付としてネットショップを活用するため配送地域を限定できるオプション機能「ケータリング・デリバリーオプション」は、なんと昨年の20倍に新規の導入件数がアップするなど、飲食店を運営されている方の開設も目立ちました。

定期購入で利便性を向上し売上もアップ

「ケータリング・デリバリーオプション」以外にもオプション機能の導入件数は増えています。

「30日おき」「毎月1日」など一定期間のサイクルで商品を販売・お届けすることができる「定期購入オプション」も2020年6月頃からお問い合わせの件数が2倍ほどに増え、導入件数も約2倍と増加しています。

定期購入というと化粧品やサプリメントのイメージがありますが、飲料や食品の場合も日常的に同じ商品を買っているという方は多いので、ネットショップに定期購入機能を導入することでお客様の利便性を向上し、リピーター獲得による売上アップに取り組まれているショップ様が増えているようです。

決済方法を拡充し「めんどくさい」をなくす

取り扱い商品のジャンルに限らず必要な対策として、決済方法を充実させることも有効です。

MakeShopの流通額のうち約半分はクレジットカード決済によるもので、当然ほとんどのショップ様がクレジットカード決済を導入していますが、より便利にお買い物をしてもらえるようにID決済を導入するショップ様が増えています。

中でも「Amazon Pay」は、Amazonアカウントに登録されている配送先やクレジットカードの情報を利用して購入できる手軽さから、年々利用者数が増加。普段からAmazon Payを利用してお買い物をしている人にとっては、Amazon Payが使えないだけでめんどくさいと感じられてしまい購入しないといったケースもあります。

たくさんのネットショップの中からせっかく自社のショップを見に来てくれたお客様を「めんどくさい」という理由で逃してしまうのは大変もったいないことです。しっかりと対策しているショップ様が増えているせいか、Amazon Payを導入しているショップ様の2020年末時点の件数は前年比139%と増加しました。

便利な機能でライバル店に負けないショップに!

EC市場にとっては追い風の状況が続いているようにも思いますが、出店が増えているということはライバル店も増えているということで、不安を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ネットショップを立ち上げることでまず買ってもらうための場所はできたかもしれませんが、それだけでは売上を伸ばしていくことは難しいでしょう。ショップのデザインを整えたり、商品自体の魅力をアピールすることも大切ですが、それと同時に、より購入しやすい便利なショップにしていくことが売上アップにもつながります。

ライバル店の動きをおさえるという意味でも多くのショップ様で導入されている機能をチェックし、必要に応じで導入検討を進めてみてはいかがでしょうか?