こんにちは!makeshopマガジン編集部です。

11/10(金)、弊社主催のイベント「makeshop day TOKYO 19th anniversary」を開催し、「成功への一歩~すぐに使えて成果につながる1Dayセミナー~」と題した全6部構成で、EC事業の成功にお役立ていただけるノウハウをお届けいたしました。

前編・後編の2回に分けて、そのイベントレポートをご紹介いたします。まずは前編として、第1~3部についてまとめましたので、ぜひ参考にしていただければと思います!

makeshop day レポート前編

第1部:「次世代EC開発プロジェクト」の進捗と今後の計画について

第1部では、昨年秋に外部公開し進行してきたmakeshopのリニューアル計画「次世代EC開発プロジェクト」の進捗と今後について、GMOメイクショップ 事業推進部 部長の石井貴からご説明いたしました。

これまでに取り組んできたリニューアルのうち、大きな変化の1つがインフラの刷新です。『システムの根幹を支えるインフラは家で例えるなら基礎工事の部分です。基礎工事がしっかりしていないとその家はうまく建っていることができません。makeshopでは、その基礎工事を昨年末にかけてやり直しました』と、インフラがいかに重要なのかを訴える石井の言葉から始まりました。

実際にインフラを刷新したことで、makeshopをご利用いただくECサイトで商品を購入したお客様からも「大規模なセールでもサイトが落ちることなく無事に購入できた」といった声が、SNSなどでつぶやかれているのを見かけるようになりました。

また、管理画面をリデザインし3月末より新管理画面の提供を開始したことで、より見やすく、効率的なショップ運営をおこなっていただけるようになりました。

そして、8月にはアプリストア「makeshop apps」をリリースし、現在約40のアプリや連携サービスを掲載しています。2025年末までには100個のアプリ掲載を目指し、開発パートナー様との連携をさらに強化してまいります。アプリによる機能拡張に加え、makeshopでは拡張性をさらにアップさせるためにAPIの整備も進めており、既存のAPIの刷新と新しいAPIのリリースにも取り組んでいます。

石井からは、2023年は年間670の機能リリースを予定していることなど、今後の計画についても発表させていただきました。昨年と比較すると10%リリース件数がアップすることになりますが、弊社ではこれに満足せず、もっと開発スピードをアップさせていきます。

その他の取り組みとして、2024年にリリース予定の「1画面決済」や、「D2C/定期購入機能」の強化、「BtoB機能」の強化の他、様々なアップデートを予定しています。

また、makeshopの上位版サービスでカスタマイズ可能な「GMOクラウドEC」では、2024年にmakeshopとのデータ連携を可能とするよう開発を進めており、ショップ様の売上成長に伴うシームレスなシステムの移行をご支援いたします。

『弊社は現在、エンジニアの人数を増強し開発体制を整えております。全社一丸となりショップ様の売上アップに向けたサポートに取り組んでまいりますので、今後もよろしくお願いいたします』と石井は締めました。

第2部:新生makeshopでできる機能&活用してもらいたいこと

第2部は、makeshopカスタマーサポートの南悠里による、新管理画面のご案内です。まだ新管理画面を触ったことがない方や、まだ慣れていないという方に向けて、新管理画面でできるようになったことと、その活用方法をご説明いたしました。

新管理画面でできるようになったことの1つ目は、「カテゴリーの階層間移動」です。商品管理のカテゴリー設定から、ドラック&ドロップで階層をかんたんに変えられるようになりました。

2つ目のご紹介は、「AIによる商品説明文生成機能」。商品名とキーワードを入れるだけでAIが説明文を考えてくれるので、とてもかんたんです。

そして3つ目は、以前からご要望を多くいただいていた機能です。「配送希望日の除外設定」にて配送希望日として指定できない日の設定が可能になりました。もうすぐ年末年始のお休みなどで休業日が増えてくる時期かと思いますので、ご活用ください。

ぜひ利用してもらいたい機能として南からは、「商品グループの設定」や、「決済画面の編集(注文画面デザイン注文/配送備考の設定)」、「SKU(オプション)ごとの画像登録」についてご紹介いたしました。

特に「SKUごとの画像登録」は、商品画像が多いほど売上が高いという事例も出ておりとても重要な施策の1つとなります。ぜひ機能を活用して売上アップにお役立てください。

また、ショップ様にご注意いただきたい内容として、クレジットカードの不正利用の手口や、その対策についてもご案内いたしました。残念ながら不正利用は増加傾向にありますので、できる対策をしっかりとおこない備えておきたいものです。

その後、最近リリースした機能についてご案内し、第2部は終了いたしました。

makeshopでは、「オンラインマニュアル」や、「サポート記事」、「よくある質問」、「makeshopマガジン」といったサポート情報を発信するサイトをご用意しています。また、電話でのカスタマーサポートに加え、チャットボットによる対応や、質問掲示板からテキストでご質問をしていただくことも可能です。

makeshopの機能やサポートをご活用いただき、より良いECサイト運営にお役立てください。

第3部:意外とかんたん!構造化マークアップ実装方法〜SEOに効果はある?〜

続いての第3部は、弊社デザイナーの柳原貴大による構造化データのセミナーです。構造化データというと少しハードルが高いイメージを持つ方もいらっしゃるかと思いますが、今回は、かんたんに実装できる方法をご案内いたしました。

まず、『構造化データを実装する際には、ぜひクリエイターモードでご使用ください』と柳原。クリエイターモードとは、makeshopでご利用いただけるデザイン編集機能「ショップデザイン」のモードの1つです。これまでのベーシックモードからクリエイターモードに切り替え、レスポンシブ対応によるSEO効果や、スマホ経由の注文増加から売上アップにつながったというショップ様の事例も多くございます。まだクリエイターモードに切り替えていないというショップ様は、ぜひお試しいただければと思います。

ここから本題の構造化データのマークアップについてです。構造化データのマークアップとは、例えば「GMOメイクショップ」という文字列を「会社名」であると検索エンジンに教えることです。ページに掲載されている情報を検索エンジンが正しく認識することで、検索結果の表示にサイト名やURL以外のより詳細な情報が追加される「リッチリザルト」が表示できるようになります。

構造化データにはさまざまな種類がありますが、ECサイトで重要なのは商品の構造化データになるので、商品詳細ページに構造化データをマークアップしていくことで、検索結果に評価やレビュー件数などの「リッチリザルト」を表示することができます。

セミナーでは、実際に商品詳細ページへ構造化データを追加する方法をご紹介させていただきました。

ここで気になるのは、構造化データをマークアップしたからといってSEOに効果はあるのか?というところですが、柳原からは『実際のところ、構造化データをマークアップしたからSEO効果があるのではなく、検索結果がリッチリザルトで表示され、クリック率がアップすることで結果的にSEOに効果が出てくる』と回答がありました。結果的にSEO効果に結び付くのであれば、ぜひ試してみたいですね。

今回、第3部のセミナーにご参加いただいた方には、アンケート回答後の特典として構造化データマークアップ済みのタグをプレゼントさせていただきました。タグを入れるだけでかんたんなので、ダウンロードされた方はぜひお試しください!

また、makeshopのタグリファレンス内「動画でマスターするクリエイターモード」のコンテンツで、構造化データに関する動画もご用意しています。セミナーにご参加いただけなかった方も、そちらを参考にお試しいただければと思います。

以上、11/10(金)に開催したmakeshop day TOKYOのイベントレポート前編をお届けいたしました。次回公開の後編も盛りだくさんな内容となっていますので、ぜひご覧ください!