株式会社ポプラ社様は、「かいけつゾロリ」シリーズや「ねずみくんのチョッキ」、「おしりたんてい」シリーズなど、人気の本やキャラクターを生み出し続けている出版社です。そんなポプラ社様は、2022年の4月に生活提案型のECサイト「kodo-mall（こどもーる）」をオープンしました。
1947年から続く児童書出版のリーディングカンパニーであるポプラ社様が、ECサイトを立ち上げた背景や、今後の展開についてお伺いしましたので、ぜひご覧ください！
ポプラ社公式通販サイト「kodo-mall」URL：https://www.kodo-mall.jp/
お客様との接点を持つために生まれたECサイト
それでは、まず最初に自己紹介をお願いいたします。
ECサイトの立ち上げから担当している小村と申します。2013年にポプラ社に入社し、編集部を経て、現在は「かいけつゾロリ」シリーズや「ねずみくんのチョッキ」といった人気のキャラクターが、本だけでなくグッズや映像、イベントなどでも活躍できるように育てていく仕事をしています。その一環でECも担当しています。
ECサイトは今年の4月にオープンされましたが、立ち上げた理由を教えていただけますか？
私たちが感じていた課題の一つが、直接お客様と接することができる場をもっていないということでした。出版した書籍は書店で販売されるので、購入いただくお客様の顔を見ることができません。そこで、私たちの想いも直接届けつつ、コミュニケーションをとれる場所としてECの立ち上げを検討するようになりました。
もう一つ、私たちは出版以外に、書籍で人気となったキャラクターのグッズも展開していて、展覧会を主催しグッズ販売もしています。展覧会は一時的なもので、常に接点を持つことはできていませんでした。自社のECサイトであれば、一年中お客様と接点を持てますし、2年3年と長いお付き合いをすることもできると考えていました。
ECを立ち上げるにあたって、MakeShopを選んでいただけたのはなぜでしょうか？
始めは「ECサービス」などインターネットで検索して比較サイトを見たり、実際にECを運営している人に話を聞きながら絞っていきました。
MakeShopは、営業の方や今もコンサルをお願いしている須田さんに最初からチームに入っていただいて、私たちが実現したいサービスを伝えた時の対応などから「一緒に良いものを作っていけそう」と感じられたのが決め手になりました。
正直、他社サービスも検討に上がっていたのですが、そこは最初の窓口と契約後にやり取りをする方が分かれていて、ECが初めての私たちにとっては不安がありました。その点MakeShopは、最初の段階から密にコミュニケーションをとり伴走する体制を作ってもらえたので、ここなら間違いないと思うことができました。
嬉しいご意見ありがとうございます。私たちとしても、一気通貫のサポート体制というのは力を入れているポイントですので、今後も精進していきたいと思います。
EC担当の小村さん
予想の10倍あったEC業務もコンサルの伴走でクリアに
実際にECを立ち上げてみて、大変だったことはありますか？
立ち上げに必要な業務を具体的にイメージできていなかったので、実際に始めてみると、あれもこれもやらなきゃいけないことがあるんだなと。当初思っていた5倍、10倍やることが出てきて結構しんどい部分ではありましたね（苦笑）。私は編集やグッズの制作経験しかなかったので、特に物流に対するイメージができていなくて苦労しました。
本気でECをやるとなると、サイトを構築して終わりではないですしね。
今日はコンサルタントの須田も一緒に来ていますが、立ち上げの最初の段階からコンサルを導入しようと考えていたのですか？
一番最初はそこまで考えてなかったのですが、やはり自分たちだけではわからないことも多かったので、サイトオープンの日付が見えてきた頃には「コンサルが必須だな」という感じになっていました。
実際にコンサルティングサービスを使ってみての率直な感想を教えていただけますか？
正直「初歩的すぎるんじゃ？」という内容も日々聞いてしまっているのですが、それに対しても親身に対応してくださっています。もしかしたら須田さんの人間性なのかもしれませんが、「こんなことまで聞いたらさすがにまずいかな？」みたいな内容も快く対応してもらって（笑）。今は段々とわからないところも無くなってきましたし、安心してお任せすることができています。
須田）そこまで言っていただけて、恐縮です（笑）
コンサルとのやり取りの頻度は、どれくらいですか？
定例のMTGは月に1度ですが、管理ツールを通して毎日何かしらのやり取りはしていて、いつもスムーズにご対応いただいています。
それは良かったです。今後も須田が対応させていただきますので、引き続き何でも聞いてくださいね。
インタビューの合間にもコンサルタントと相談
選びやすいサイトとポイント企画でファンを獲得
制作代行サービスもご利用いただきましたが、デザインでこだわった点はありますか？
出版という業種の特性上、取り扱い商品数は多くなってしまいます。一方で、お客様の目線で考えると、特定のキャラクターが好きでそれを見にきているという方がほとんどなので、商品数が多い中でもシンプルで探しやすいサイトにすることにこだわりました。
そういったこだわりがサイトにも反映されていますね。
制作代行以外にもご利用いただいているオプションなどはありますか？
メールマーケティングツールのMakeRepeaterを最近使い始めたところなのですが、今後もいろいろな機能やオプションなど使いこなせるようになってきたら、効果が楽しみだなと期待しています。
キャラクターのファンも多いですし、ECのリピーターさんも増えてくると思いますので、MakeRepeaterでさらにファンを増やしていってもらいたいです。
他にもリピーターの獲得に向けて工夫されていることはありますか？
はい。もともとECの立ち上げには、直接お客様とコミュニケーションをとりたいという背景があったので、まずそこを第一として考えています。そういった意味で会員数を増やすことには注力していて、会員登録でポイントを配布するキャンペーンなどは意識してやっていますね。
今もサイトトップに「会員登録で500ポイントプレゼント」のバナーを設置されていますね。実際に会員数の推移など、成果はいかがでしょうか？
数字に関しては正直想像がつかない状態で始めたので、これだけの方に登録いただけているのは嬉しいなと思いつつ、まだまだ増やしていきたいという思いもあります。アクセス数やCVRなど、一つずつ改善をしていくことで数字に結びついてくると思うので、日々改善を繰り返していきたいと考えています。
具体的に考えられている改善策などあれば教えてください。
魅力的な商品を作るのはまず必要だと思っています。その上で、サイトも回遊性を上げる構成にしていければなと。例えばゾロリが好きな人であればECの中であらゆるゾロリの商品を購入し満足していただけるような世界観にしていきたいです。並行して広告やSEO対策、SNS活用などにも取り組むことで、全体の底上げもしていきたいですね。
そういった改善の面もMakeShopでお手伝いさせていただきますので、ご相談ください。
ポプラ社の皆さんと弊社コンサルタント
ECから親子の体験を提供する「kodo-mall」
この記事を読んでいる方に「kodo-mall」の魅力をお伝えするため、ぜひアピールをお願いします。
ポプラ社は児童書の中でも、お子さんにとって楽しいもの、エンタメ性の高い書籍を出版しているという特徴があります。そういった面白い書籍からグッズやイベントにも広げていき、そこからさらにお子さんと親御さんにとっての楽しい体験にもつなげていけるように取り組んでいますので、そういったところを「kodo-mall」を通して感じていただけると嬉しいです。
ECサイトが素敵な体験作りの起点になるというのは、私たちとしても嬉しいです。
では最後に、MakeShopへのメッセージを一言いただけますか？
今後とも、伴走をよろしくお願いいたします。
もちろんです！こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
小村様、お忙しい中インタビューへのご協力ありがとうございました。
今回お話を伺った小村さんとコンサルタントの須田の2ショット
ポプラ社公式通販サイト「kodo-mall」
児童書出版のリーディングカンパニーであるポプラ社様から、EC立ち上げの理由や今後の展開まで、さまざまなお話しをお伺いすることができました。
ポプラ社様のように、初めてのEC立ち上げで具体的な業務のイメージがつかないというのはよくある話です。MakeShopでは、コンサルティングや制作代行、物流代行まで一気通貫のサポート体制を整えていますので、そういったお悩みがあれば、ぜひMakeShopにご相談ください。
