こんにちは!MakeShopマガジン編集部です。

今回は東京・自由が丘に実店舗を構えるジュエリーショップ
Cay of」さんにインタビューをしてきました!

 

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ブランド名「cayof(カヨフ)」の由来は何ですか?

日本人なので、ブランド名は絶対日本語が良いと考えていました。

具体的には、「通う」→「かよう」→「かよふ(古語表記)」です。
心、時代、想いが通い合うように、ジュエリーも時代を超えて代々受け継がれてほしい、そんな思いが込められています。

 

ジュエリーを販売するきっかけになったのは?

父がジュエリーのお店をやっていたことがきっかけです。
特に父からはお店を継いで欲しい、などとは言われていなくて私は野球をやっていました。

そんな背景もあって野球をやめてから、やりたいことを探している時期に
たまたま家に機材や工房があったので、ジュエリーに興味をもって専門学校に行き始めました。

 

野球からのジュエリーとは・・・全然違ますね!
ジュエリー歴はどのくらいですか?

僕が始めたのが15年前です。

父は30年くらいやっていて、
今、工房にある机とかローラーは4,50年前からあります。
私がジュエリーの専門学校に行き始めた頃にはすでに父のお店はたたんでいましたが、その縁で現在に至ります。

 

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ネット販売をしようと思ったのはなぜですか?

HPはあったので以前から、遠方からのお問い合わせがよくありました。

「店舗はどこにあるのか?」「ネット販売はしていないのか?」などのお問い合わせを受けたりするうちに、
販路拡大したいなあと考えるようになり
「より多くの人にCay ofの商品をお届けしたい」と思うようになりました。

ネット販売だと一番それの近道かな、と思ってはじめました!

 

そう思い立ってから、どのくらいの期間でネットショップを立ち上げましたか?

そうですね・・・約1年位かかりました。

まずは商品の制作から始まり、
知り合いに頼んでネットショップのデザインをコーディングしてもらったり・・・。

知り合いということもあり、あまり急かすことができませんでした。

 

商品のデザインから制作まで自社でされているんですか?

はい!

商品に関しては、外注にださないといけない工程もありますが・・・

 

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いまのところは量産は考えてないのですが、もし爆発的に売れてしまったら・・・外注せざるを得なくなるかも知れません。

 

店舗を自由が丘に構えた理由は?

私が、自由が丘近辺で生まれたのでこの街には小さい頃から親しみがあったからです。
だいぶ、雰囲気も変わりましたけどね。

昔はお店もあまりないようなところでした。
今は服屋さんが多くておしゃれ、さらにおいしいレストランも多いですよね。

 

 

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今チャレンジしてみたいことはありますか?

ウエディングの専門店を作りたいです。

やはりブライダルジュエリーは、お客様も私たちにとっても
思い入れが強くなります。

何回も打ち合わせを重ねて、完成した商品を見て
お客様がすごい喜んでくれるのがうれしいです。

そんな一生に一度のお手伝いができることにやりがいを感じるからやってみたいですね。

 

内装のこだわりはありますか?

商品が植物モチーフのものが多いので、
ナチュラルなぬくもりのある雰囲気にしています。

打ちっぱなしの壁だったり、そこに木や植物をいれたり・・・
内装も自分で考えて試行錯誤しています。

 

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店舗への集客はどうされていますか?

そうですね、FacebookやInstagramを見たお客様が来店されることが多いです!

すべてのお客様が「SNS見ました!」と言ってくれるわけではないのですが、
割合としてはFacebookとInstagramが半々、といったとろでしょうか。

 

SNSでこころがけていることはありますか?

ジュエリーってあまり詳しくない方が多いと思います。
そういった方に、ジュエリーの良さを知ってもらうために距離感を縮められるような内容をアップするようにしています。

 

写真のこだわりはありますか?

一眼レフでしっかり撮るときもあれば
スマホで撮ってそのままあげるときもあります。

こだわりとしては・・・そうですね、
基本的にジュエリーの写真はあまりぼかさないことが多いのですが、
うちはあえて、雰囲気を出すためにぼかし加工をしています。

反応は・・・いいですね!

 

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雑誌もやられているんですか?

前はやっていたんですけど、結構工数がかかったり
費用対効果かが見えづらくて辞めちゃいました。

ただ、とある大手のWEBマガジンの自由が丘特集で掲載されたときは1年間くらい反応がありました。

 

1年は長いですね・・・
一番人気の商品みせてもらえますか

もちろん!

これとか・・・
シンプルですがインパクトのあるデザインが人気です。

 

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*シルバーリング
http://shop.cayof.com/shopdetail/000000000147/rings/page1/order/

カヨフではデザイナー兼職人というスタンスでジュエリーを制作しています。

作り手の想いが込められているので温かみのある商品になっています。
立ち上げ当時の相方と、自分たちが提案したいものって何だろう・・・と考えて試行錯誤で、バランスやつけ心地を調整して完成しました。

一番最初に出したかったシリーズだったので・・思い入れが強いです。

 

こだわったポイントはどこですか?

ボリューム感、質感、デザインですね。
光沢がない、マットな質感になっています。

 

マットな質感にこだわる理由は?

ジュエリーって、光沢のある商品が多いですよね。

ですが、マットは肌なじみがとても良いです。
カヨフが提案するものは、主張するというよりさりげなくという思いがあります。

そのため、オーダーいれてくれる方も、マットを選ぶ方が多いです。
特に男性はその傾向があります。

 

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たしかにそうかも知れませんね。
どういったお客様におすすめしたいですか?

百貨店などにはない雰囲気や思い入れの商品がありますので
こだわりをもった人につけてもらえると嬉しいです。

あとは、買い物するときって「これほしいな」って思い浮かべるじゃないですか。
そのときに頭に浮かんでくるようなブランドでありたいです。

 

そういったお客様を増やすために心がけることはありますか?

店舗、WEBサイト、ネットショップの世界観を統一させてブランディングをすることです。

一通り自分でデザイン、制作から接客までしてみて、
今はスタッフも増えたので、そういったブランディングの意識を統一するようにしています。

 

大変じゃないですか?
お一人でやることも多いので・・・

そうですね。笑

オーダーメイドの商品ですと、お客様と何回も打ち合わせを重ねるので、デザインも多い方だと10パターン作ったりします。

お客様に言われますね。
「大変ですよね?」って。笑

苦手で大変だったのが梱包作業です。

まったくやったこと無いし、こういった作業が苦手で。笑
ジュエリーは割れ物扱いなので、動かないように緩衝材を入れたり、
取扱に注意しなければならないです。

届いたときに梱包がキレイだと嬉しいじゃないですか?

でもいざ自分でキレイに梱包しようとすると、とても難しかったです。

 

ネット販売とリアル販売の違いは
梱包以外にもありますか?

そうですね・・・「売れた!」っていう達成感ですね。

ネットは本当に売れたんだぁみたいな半信半疑な感覚がまだありますね。
もちろん嬉しいのですが、
喜んでいるのかなぁとか顔が見えないので心配になります。

 

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そういったブランディングの統一のおかげかリピーターも多いようですね。
対策はしているのですか?

手書きでDMを送ったりしています。

結構しんどいですが・・・笑
ひとりひとりにメッセージを添えて。

 

そういったメッセージがあると「覚えてくれてる!」ってなってお客様側は嬉しいですよね!
最後に・・・ジュエリーを販売していて良かったことを教えてください!

わざわざ静岡から来てくれた方がいたり、
北海道から注文が入ったりとか・・・

遠方の方にSNSを通じて知ってもらえることが嬉しいです。
あとは、こういう雰囲気のアクセサリーがいいというより、

「カヨフのジュエリーがほしい!」と言って来店してくれるお客様がいるととても嬉しいです。

今後もそういったお客様を増やしていけるように、
お客様を楽しませれるような企画を考えてきたいと思っています!

 

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以上です。
Cay ofさん、ありがとうございました!