こんにちは!MakeShopマガジン編集部です。

MakeShopでは、「ご利用いただくショップ様の売上=流通額」の増加を大切な指標としています。その流通額が2022年の1年間で3,055億円に到達し、国内のEC構築SaaS業界で11年連続No.1を獲得いたしました。

※ECサイト構築サービス運営企業各社の発表数値より、SaaS型の数値を比較(自社調べ 2023年3月時点)

今回は、MakeShopの流通額やご利用ショップ様のデータをもとに2022年のEC市場を振り返り、MakeShopの視点で読み解く市場トレンドについてご紹介いたします。

コロナ禍で新規参入したショップが成長し流通額増加を牽引

コロナ禍でEC市場は急成長、経済産業省によると、2021年の物販系分野のBtoC EC市場規模は前年比8.61%増の13兆2,865億円となっています。市場の成長により、ECサイトへの新規参入が増加した一方で競争も激化していますが、MakeShopを新規導入いただいたショップ様の多くは売上を伸ばし、成長傾向となっています。

流通額をショップ様の導入年別に見ると、2019年に導入されたショップ様の流通額は導入翌年の2020年に4.7倍に成長しています。同様に、2020年導入ショップ様は2021年に2.4倍、2021年導入ショップ様は2022年に2.7倍と、いずれも大きく成長し、流通額の増加を牽引いたしました。

ショップ開設後の早い段階で売上を獲得し、利益を確保できているショップ様が増えていることから、導入1年後の継続率が向上しており、2021年に導入されたショップ様の1年後の継続率は80.3%だったところ、2022年に導入されたショップ様は83.7%となりました。

※1年間の契約継続率のため、2022年においては2月までの導入ショップ様データより算出

「フード・菓子」の成長が継続し、「イベント・チケット・サービス」も回復

コロナ禍では飲食店や食料品店のEC化が進んだことから、MakeShopでもそれまで「ファッション・ブランド」ジャンルのショップ様が最も多かったところ、2022年に逆転し「フード・菓子」ジャンルの導入店舗数が1位となりました。2022年末時点の導入店舗数におけるジャンル別の構成比は、「フード・菓子」が18.1% で1位、次いで「ファッション・ブランド」が13.2%で2位、「生活・文具・インテリア」 が12.6%で3位となっています。

流通額においても「フード・菓子」ジャンルの成長は著しく、コロナ禍前の2019年と比較すると、2022年の流通額は230%に増加しました。

また、コロナ禍の外出自粛やイベント中止の影響から、「イベント・チケット・サービス」の流通額は2021年には減少傾向となっていましたが、イベントの再開など日常を取り戻してきたことから、2022年5月頃より増加の波が見られ、2022年の流通額は前年比152%、2019年と比較しても126%の成長となりました。

地方のショップが成長し流通額増加を後押し

流通額を導入ショップ様の所在地別に見ると、最も多いのは東京都で全体の46%を占めています。一方、2019年と2022年の流通額を比較した成長率では、1位長崎県677%、2位岩手県413%、3位高知県403%となっており、地方のショップ様による流通額が大きく成長いたしました。

地方では、これまであまりEC化が進んでいない状況がありましたが、コロナ禍で観光業が打撃を受けたことからEC化による販路拡大を目指したことや、業務効率化のためにDX化を推進する動きが活発化したことが影響していると考えられます。その結果、導入店舗数が増加し、流通額も成長いたしました。

その他、2022年のトピックスとしては越境ECの増加が上げられます。MakeShopでは2022年4月より「海外販売機能」を提供開始していますが、円安の影響から注目が高まり、現在1,000件以上のショップ様にご利用いただいています。

追加の費用負担は無く、代理購入の仕組みで海外配送なども対応不要です。手軽に越境ECを始められますので、まだご利用されていないショップ様は、ぜひご検討ください。

MakeShopは、今後もショップ様の売上成長をご支援できるよう、機能やサービスの拡充、ノウハウの提供などに取り組んでまいります!