\ ショップオーナー様SPECIALインタビュー第9弾 /
コミュニケーションネクタイ様インタビュー後半です!

-先日宣伝会議インターネットフォーラムに行ってまいりました。どの企業もカスタマージャーニーを重要視していて、商品を購入するまでの心理を研究すること、興味を惹かれたり離脱するポイントなど人々のマインドフローを知り尽くすことが重要かが語られていました。ネットショップにおいても同じことが言えますね。

(服部社長)ショッピングでは、AIDMA※、物を買うまでのプロセスがすごく重要になってきます。
自社のお客様がどういう思想、プロセスでたどり着くのか、しっかりと頭に入れる必要があります。ビジネスそのものを設計していく。そういうのがネットビジネスに重要だと思います。

※AIDMA=広告宣伝に対する消費者の心理のプロセスを示した略語
1.Attention(注意)2.Interest(関心)3.Desire(欲求)4.Memory(記憶)5.Action(行動)
ほかに、AISASなどもある。1.Attention(注意) 2.Interest(関心) 3.Search(検索) 4.Action(購買)5.Share(情報共有)

-Facebookやpinterestなどソーシャルメディアも力を入れていますね。

(服部社長)とある有名人が「グッドファーザー賞」でうちのネクタイをつけてくれたことがありました。するとネクタイに注目が集まり、あっという間にネット上で話題になったんです。
今はソーシャルメディアでどんどん口コミが広がる時代です。
ハロウインの仮装は一人でやっていると頭がおかしく思われますが、みんなでやると、Facebookなどで面白さや感動を共有し一気に盛り上がります。

サイトでは単に面白いネクタイが10個ぶら下がっていても売れないんです。
ところが商品数100、200じゃなくて1,000を超えると違ってきます。
だからデザイナーの藤原には「とにかく2,000を超えろ!!」と言ってきました。
1個のアイテムを2秒見て1,000アイテム見たら、2,000秒=33分見てくれますから。

pinterestコミュニケーションネクタイ様のPinterestアカウント(URL:https://www.pinterest.com/comtie/staff-snap/

-商品数が増えれば滞在時間が長くなりますね。

(服部社長)そうです。「あそこに行けばいっぱいある」ってインプットされる。
渋谷だったら「東急ハンズに行けば何かある!」って思いますよね?これが重要!
サイバースペースで商売している人たちにとっては何でもいいからそこをウリものにしないと商売にならない。我々ができるのはオリジナリティの高い商品のロングテールです。
この店に行けばいっぱいある、という印象をつければ滞留時間をあげられる。
そこで、重要なのは
“商品がたくさんある店でいかに目的の商品にたどりつくか?“
見つからない時はどうします?

-店員さんに聞きます。

当然、お店の人に聞きますよね?
ネットではそれが”サイト内検索”という行為につながります。
サイト内検索を使ってもらえれば滞留時間がもっと上がりますよね。時代はマーケティングオートメーションですから、検索の自動化、つまりはお客様が検索していると自動で検索機能が立ち上がるのが理想です。
例えば保険のサイトで検索していると「なにかお探しですか?」と、ピロピロピロって人の画像が出てくる。
もし自動チャットがつけられると商品数が少なくても滞留時間が長くなります。
商品数2,000を超えた時、お客様はいったん離れても「この店は商品がいっぱいある」とインプットされる。またあとで来よう、とブックマークしてくれる。
ソーシャルメディア、ブログ、Facebookなどで、お客さんらしき人が当社のことをつぶやき始める。商品数がいっぱいあるからそのつぶやきが積層されてくる。

-マーケティングはどうやって勉強されたのですか?

(服部社長)いろんなマーケティングや経営の本を読みました。
あとは真贋を極めるためにいろんなところへ顔を出してほかの人がどんなビジネスをしているのかな?と会いにいきました。自分でビジネスモデルを探求することが重要です。

-御社がこれからチャレンジしたいことはありますか?

(服部社長)将来、MakeShopが多言語に展開すれば、もっと販路が広がります。
韓国語、英語、中国語ができればアジア圏をおさえられますね。スペイン語圏も人口が多いので魅力的です。
我々はボタン一つで世界と取引できます。つまり一方向のロングテールだけでなくて全方位型のロングテールを実現できれば言語の数だけ売上が増えると。

本来やりたかったコスチュームという文化からスタートして事業をやっていきたいです。コスチュームに付随するリボン、ボタンなどの副資材という位置づけで広げてゆければと。

(藤原店長)あとは、当社のネクタイをつけたお客様を集めて
オフ会を開きたいです。ネットですとお客様が見えるようで見えません。
ある時、お客様はどういう人なんだろう?と属性を調べたら薬剤師の人でした。
そこで薬の柄やマスクの柄を増やしたらやっぱり買っていただいたんです笑
ファンの方をもっと知るために、例えば当社のネクタイをつけてオフ会をやればお客様のことをもっと知ることができるんじゃないかと思います。

(服部社長)ファン層を増やす、ブランドイメージを向上させる、というのはオフ会なり外のイベントに出て参加者につぶやいてもらうのがいいでしょう。
(服部社長)あとはオムニチャネルです。ショールーム的なところでポスターのようにネクタイをきれいに並べてQRコードをかざしてネットで決済できる。そんな仕組みができたらいいですね。
(藤原店長)少人数でやっているので実店舗を構えるのが難しい。いかに人をかけずに販売していくか課題です。社長が言ったアイデアが実現できたら嬉しいですね。

以コミュニケーションネクタイのみなさま、ご協力頂き本当にありがとうございました。
今後ともGMOメイクショップをよろしくお願いいたします!